同志社大学大学院社会学研究科パンフレット
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博士課程(後期)在籍藤野 真凜博士課程(後期)在籍早川 紗耶香博士課程(前期)在籍髙坂 遥菜08早川:私のように、もともと看護師をしていて、そこから学部に編入、院に上がって、博士課程(前期)を修了してまた社会に出て行政で働き、再び院に戻ったという、社会人と院を行ったり来たりという人もいます。木原:そういう人も多いですね。中には定年を迎えてから、やっと勉強に専念できる時間ができたと院に入る人もいる。福祉の現場でソーシャルワーカーとして働きながら学んでいる人もいる。ほかの大学や施設、国際機関で働いている人が、月数回ゼミに参加するというケースもある。藤野:中には、私が普通に就職していたら上司と部下としてしか出会えなかっただろうと思う人もいて……そういう人と、同じゼミ生として対等に話や議論ができるのはすごい経験だな、と思います。髙坂:実践をした上で研究をしている人ばかりで、そんな中で発表するのは緊張します。だけど、私が言いたいことをすごく汲み取っていただいて、いろんな視点からコメントしてもらえる。なかなか言葉にできなかったことが、もらったコメントをきっかけにまとまっていくこともあります。早川:基本的に熱い方が多いので、発表を聞いているうちに「あ、ちょっとこの分野も勉強してみようかな」と思うことも多いですね。結果、自分の成長にもつながっているといつも思います。木原:最近はオンラインでも授業に参加できるようになりましたから、海外や職場から参加する人もいますしね。みなさん専門分野にはこだわりがあるし、語りだしたら止まらない人も多い。今日集まってくれたみなさんも研究テーマにはこだわりを持っていますしね。髙坂:そうですね。私は学部のときからひきこもりをテーマに学んでいたのですが、新型コロナウイルス感染症の流行で、十分に当事者から直接話を伺えなかったんです。手記などの文献で卒論を書くしかない状況だったので、きちんと当事者から直接話を聞いて理解をしたいと思ったことが、院に進んだ理由です。藤野:私は、学部時代は知的障害者について研究していました。だけど、就職活動や卒業論文に取り組む中で、自分が学んだことをうまく言語化できないことや、知的障害者当事者だけでなくその家族に対する支援の問題もやりたいと思い、院に進みました。早川:私が院に入った理由のひとつは、学部の学びだけでは物足りなかったこと。あと、博士課程(前期)修了後にしていたケースワーカーの仕事で、大学院で学んだことと現実とのギャップを感じたことも理由のひとつです。自分の実践を言葉にしたい、現実の問題をどう解決していけばいいかを研究して還元したい気持ちがあって、博士課程(後期)に戻ってきました。木原:自分の興味があることを十分に研究して言語化したい気持ちは、きっとみなさん共通して持っているのではないかと思います。フィールドワークや仕事として現場を経験しても、そこでの経験が言語化できるとは限らない。ゼミに持ち帰って研究することで、ある程度は言語化できるのですが、やはり簡単にはできない。結果、「言葉にできそうだな」「やっぱり難しいな」を繰り返して、こう……学びの深みにはまっていく(一同笑)木原 活信教授多様な人々が、福祉に対する熱い思いを抱えて集まる場所木原:社会福祉学専攻はとても多様な人が集まっていると思います。年齢も、髙坂さんや藤野さんのように学部から直接院に上がってきた人もいれば、早川さんのように一度社会に出て、院に戻ってきた人もいる。教員+現役+修了生座談会社会福祉学専攻

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