社会学専攻 博士課程(前期)神尾 駿佑19シェアリングエコノミーやサブスクリプション、エシカル消費やミニマリズムなどの新しい消費を中心とした消費社会論を、理論と実証の両面から研究しています。現在は、来年1月提出の修士論文の作成に取り組んでいるところです。理論的な面からのアプローチとしては、消費とは何か、シェアリングエコノミーなどの新しい消費とは何かという概念的な整理を行っています。たとえばシェアリングエコノミーひとつとっても、近年は非常に身近な言葉になってはいますが、世界的なコンセンサスを得た定義は実はありません。そのため、まずは誰がどうシェアリングエコノミーを定義しているかという話を集めまとめて、その上で自分はどう定義するかという話からしていかなければいけません。実証的な面からは、消費に対する意識がどう社会活動に関連していくか、という視点からのアプローチをしていきます。社会活動との関連というのはつまり、たとえば新しい消費を志向する人は、どのような政治意識を持っているか、資本主義や社会主義に対してどのような印象を持っているか、などですね。こういった調査は、先生の協力を得て学部生にアンケートを採るなどして行っています。研究をより深めるため、修士論文を提出した後は博士課程(後期)の入試を受ける予定です。博士課程(前期)に入るときは、どのような毎日が待っているのか今ひとつよくわかっていなかったような気がします。しかし博士課程(後期)については、野々村さんたちのような先輩がたを見ているとなんとなくイメージできるので不安はあまりありません。いい形で研究を進めていきたいと考えています。博士課程(前期)理論・実証の両方を重視した本格的な研究を主体的に行う社会学の研究においては、理論研究と、理論にもとづくデータ分析が欠かせません。博士課程(前期)では、社会学・人類学の学問分野に貢献するオリジナルなテーマを大学院生が自ら選び、一線で活躍する教員の指導のもと、理論・実証の両側面から主体的に研究を行います。最終的には修士論文を作成し、民間や研究機関で活躍できる、もしくは博士課程(後期)に進みさらに深い研究をするために必要な基本的な力を養います。社会学の知識や技能、さらには総合力を鍛え上げる社会学を極めるためには、知識や技能に加え、自ら判断し、豊かに表現し、多様な人々と協働していく力の習得は欠かせません。そこで博士課程(前期)では、まず社会学理論の理解、社会統計学やフィールドワークなど社会調査法に関する知識と技能を身につけます。同時に調査の企画・実践力、学会や学術雑誌での発表に必要な能力の習得を目指します。所定の科目を履修し、調査にもとづく修士論文を完成させれば、専門社会調査士を取得することもできます。博士課程(後期)さらに深い研究を通じ、自立した専門的研究教育者へ博士課程(後期)では、学界および社会の諸領域で活躍できる自立した専門的研究教育者となることを目指します。研究を通じて、人間社会に対する深い洞察力、オリジナルの研究を論理的かつ説得的に展開する能力、専門分野におけるコミュニケーションや組織化能力を養うことが、博士課程(後期)の目的です。最終的には博士学位請求論文を作成し、大学をはじめとする研究教育機関等において専門的研究教育職として貢献できるようになることを目指します。教員の共同指導のもと、より広い視野を持つ研究者を目指す博士課程(後期)の最終的な目標は、博士学位論文(博士論文)の完成です。博士論文の作成には、自ら研究を進め、国際学会や全国学会でその成果を発表し、学会専門誌に論文を発表することが求められます。そのため、所定のコースワークを履修し、指導教員の集中的な指導および他の教員による多角度からの指導を受けながら、各大学院生が自ら調査研究を進めることが博士課程(後期)の主な柱となります。新しい消費や消費意識とは何かを深く追求大学院で学べること私の研究計画
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